top of page

Blog

Follow Me
Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Archive

アウトプットからインプットへ

10月はアウトプットが多い季節だったこともあり、11月はインプット強化月間とし、様々な素晴らしいものたちを肌で感じられる1ヶ月となりました。 たくさんある中で、この映画を。 『ソング・オブ・ラホール』 かつて音楽の都だったパキスタンの町・ラホール。タリバン政権により突然『音楽=悪』と禁じられ、ミュージシャンという理由だけで殺人が起こるような状態に。 親の世代まではライブ会場を包むグルーヴを体感しているが子供達はそれを知らない上、音楽家というだけで低いカーストに定義されてしまうため、いくら真摯に音楽を教えようとも届かない苦悩の日々が続く。そんな音楽家たちが、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すためにジャズに挑戦する。伝統楽器によるジャズカバーの映像は再生回数100万を超え、ニューヨークのジャズトランペッターの目に留まる。 伝統と宗教が複雑に絡み合う最中で、彼らはニューヨーク公演が決定する。けれども、ビッグバンドとのリハーサルはボロボロ。それでも、 「イスラムの人間は、テロリストではなくアーティストなんだ。」 という彼らのライブが後半で観ることができる。 私は、正直、文字通り命をかけて音楽を選択しなければならない境遇がこの世界にあるということを知りませんでした。世界のどの地域にも伝統楽器が見受けられるため、音楽はある種そういうところとかけ離れた位置づけをしていたからです。 彼らはとても信心深く、私たちの思うよりもはるかに深く親や血族への愛情を持っておられました。ニューヨークで公演することを自分の功績にはせず、親の夢だと言う彼の表情には一点の曇りもなく、それなのに飾らない人間性に共感しました。 ライブシーンは、これが映画ということを忘れてしまうほどでした◎ 音楽を愛する全ての人に観てもらいたい…そんな映画でした。


  • Grey Facebook Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Grey Instagram Icon
bottom of page